はん日記

日々の感想日記

夏休み

梅雨も明け、本格的な夏がきた。

各地で猛暑日が記録されている。

そんななか、遠方にすむ、中学3年生の甥っ子が10日間ウチへ泊まりにきた。

うちは、まだ小学5年生の男の子が1番上なので、大きなお兄ちゃんが来たというので、下の兄妹たちも、大喜びである。

プールへ遊びに行ったり、少年野球をしている小学3年の次男は、同じく野球をしている甥っ子に、色々と毎日、教えてもらっていた。

僕は僕で、美味いものを食べさせてやろうと、あちこち甥っ子を連れて行った。

少しでも、満喫してもらいたいと思い、あちこち連れ回した疲れもあったのだろうか、地鶏のタタキを食べさせたところ、食あたりを起こしてしまい、後半の4日ほどは、家で過ごすことになってしまった。

いま思えば、可哀想なことをしてしまったが、甥っ子いわく、次の機会にも、
『タタキを食べてやる!』
とリベンジするつもりのようだ(^^)

いよいよ次の日に帰ることになる最後の夜は、野球を教えてもらっていた次男は、甥っ子と一緒に寝る、と言って、寄り添って寝ていた。

そして甥っ子が帰る夜になり、空港に送って行った。

ロビーで、みんなで写真をたくさん撮ったり、お土産を買ったり。

甥っ子が、家にいるのが違和感なく過ごしていたので、少々寂しくもあったのだが、出発ゲートに彼が入っていって、いよいよ会えなくなり、さぁ帰ろうかと振り向いたとき、次男が母親にしがみついて泣いていた。

少し涙ぐみながら背中をさする嫁と目が合い、ちょっともらい泣きしそうになった。

いつもと少しだが違う毎日を過ごし、ちょっぴり成長したかなぁと、何となくそんな気がした。

そしてアナウンスが流れるなか、展望デッキへ上り、飛び立つまで見送ることになった。

iPhoneのライトを振っていたら、甥っ子にも見えたらしく、彼のiPhoneのライトも見え、子供たちはいつまでも、手を振っていた。

なんとも微笑ましい光景だなぁと思いながら、いつしか彼らが成長したとき、いつまでも良い付き合いをしていってもらえるといいなぁと、遠方にすむ弟と電話で話し合った夏の日の1日であった。